新規メンバー登録
あなたのEメールにパスワードが送られます。

Our Style

[Our Style]では、インタビュー形式で、ゲストの”視点”や”背景”にフォーカスを当てていきます。

「fashion + Backbone = Our Style」

 

▲GUEST PROFILE

1920597_883945655000946_6599335687907643292_n

『Bigot』 by 高階志文( 代表/ディレクター)

1987年石垣島で藍染めを営む家に生まれ、島内の高校を卒業した後、18歳で上京。
プロダクトデザインを専門学校で学び、在学中に国際デザインコンペ「Seoul Sycle Design Competition 2010」特別賞受賞(日本人唯一の受賞)同校を卒業し、更なる見聞を広げる為、中国の首都北京にある清華大学へ留学。多国籍文化の刺激を受け、帰国後自身のモノ作りを進める。現在は東京と沖縄の二つ軸で活動中。

<Instagram> @bigotblue
<Facebook> www.facebook.com/bigotblue
<WEB> http://bigot-blue.com
<Mail> info@bigotblue.net

necoyork_rogo

NECO YORK』 by 宮里有(代表/ディレクター)

POWER FORWARD co.ディレクター宮里 有が2015より開始。
バスケットボール、スケートカルチャーを背景に、カジュアル、モード、アート、プロダクト、フードなどあらゆる要素を融合し、時代のリアルなスタイルを提案していくプロジェクト。同ブランドがこれまでに得た知識とファッションを融合し、日常に潜む新しいアイディアを模索し表現していきます。今回の展示会はカジュアルウェアをメインとした、ユニセックスなミニマルコレクションです。
またコラボレーション第一弾として日本を代表するスケートボードカンパニー「Wooden Toy」とのカプセルコレクションも発表致します。

<Instagram> @necoyork.tokyo

 

 


 

△二人の出会いと、今回のレセプションパーティの経緯を教えてください。

志文:学生の時からバスケを続けていて、たまたま行った体育館でユウ(宮里有)さんと出会いました。「同じ沖縄だね!」ということですぐに意気投合し、お互いに東京で何をしているのか話になって、そこから今に繋がります。

宮里:志文は出会った時から「モノづくりを通して発信したい」というクリエイティブな姿勢だったので、「せっかく地元が沖縄同士、東京で出会って縁があるんだからおもしろいことしたいね!」という話もしていましたし、そこが原点ですね。

そして、だんだんと話が進んでいき、「だったら展示会をやってみようか!」って流れに。志文は藍染めというバックボーン、それを強みにしたものづくりをしていますよね。

志文:僕はプロダクトデザインの学校を卒業して、北京に留学して、その後にバングラデシュに仕事で行ったりしてたんですけど、その都度日本では見られない違う価値観を体験しました。帰国後、デザイン事務所に入ったのですが、「何か違うな…」という違和感を感じていて、そのときに「自分にとって何が大事なんだろう?」と考えたんですね。

やっぱり身の周りの人たちと過ごす時間の大切さを再認識し、そういう「シンプルな時間の過ごし方」を形に落としたい、という価値観と、僕の実家が藍染めをやっていてその影響も無意識に何処かにあって、自分のライフスタイルブランドを立ち上げたいと思いました。

Bigotのコンセプト「日常に藍を」にはそういう想いも込められています。

宮里:僕は、バスケットやスケートカルチャーをバックボーンにしたプロジェクトを形にしたいという想いがあります。

僕たちは今東京にいますが、やっぱり沖縄から発信したいという想いがあったので、まずは沖縄で展示会を打ちました。二人で決意した日に展示会までの期日を決めることになり、ずっと体育館でバスケをしていたのもあって、2015年の体育の日(10/10)と決めて。

△今回のレセプションパーティのコンセプトは?

志文:あまり言葉にしては決めていませんが、沖縄から発信するということで、「沖縄の人たちにこういうことをやっている」と認知して欲しいのはありますね。

お互い昼間の仕事をしながら空いた時間で自分のやりたいことに向き合っているので。でも昼の仕事も好きだし、自分の人生を豊かにするというところを真剣に考えたときに「好きな事にもっと挑戦していいんだよ」というメッセージも裏コンセプトになってると思います。

あとは誰かが何かの一歩目を踏み出すキッカケになればいいなと思っていますね。

宮里:昔からどうしてもファッションの中心は東京というイメージが強いかと思います。そういう影響力のある風を沖縄に運びたいという想いがありますね。スタンダードで、どこでも通用する水準のブランド。そして、海外でも十分に展開できるメジャーブランドになっていけたらと思います。

あと、沖縄からの発信をブランド化。ファッション・カルチャー・流行の中心を沖縄に移し、アジア圏にも影響力のあるスポットにしたいですね。

△『Bigot』と『NECO YORK』、ブランドイメージが全く異なる印象を受けましたが、お互いに感じる似た側面ってありますか?

宮里:共通点というよりかは、志文のものづくりに対しての考え方は自分にないものを持っていて、デザインの組み立て方、考え方、イメージの伝え方等、だいぶ勉強させてもらっています。

日々影響を受けつつ、今後も自分のブランドに活かして行きたいなとも思います。また僕も個人的に藍染めが好きだったので「いずれはコラボできたらな」とも考えていますね。

志文:互いのブランドは、ターゲットも違うし、素材感も違うのですが、『楽しむ』というところは似ていると思います。僕はアパレル出身ではないので、展示会までの準備、どういう生産サイクルでやっていいのか、イメージがうまく掴めませんでした。

でも、ユウさんのフォローのおかげでどうにかカタチに出来たし、逆にグラフィックの面でユウさんの手伝いをもすることができたので、お互いの足りない部分を補ったりしていい意味で支え合いながらも、とても影響を受けましたね。

△お二人が普段から選択している、ファッション、音楽、アート、身の回りで使うアイテム、これらをセレクトするときの着眼点ってありますか?

志文:僕の場合は必要なものを選んでいるという感じです。自分の生活や周りが豊かになれるものを選んでいる感じです。

宮里:僕のファッション感でいえば、ベースはやっぱり、ダボダボのシルエットや着ていて楽なものが多いです。ピタピタなものや体のシルエットがわかるものは着ないですね。笑

自分は小さい時からHIP-HOPの音楽やダンスに影響を受けているので、モードやタイトなファッションよりも、ストリートのオーバーシルエットの方を今も追い続けていますね。

なので、「やっぱりストリートが好きなんだな」と思います。着眼点はそこですね。

BIGOT_NECO YORK_1

▲(高階志文へ)中国に留学した時の経緯やエピソードなどお聞かせください。

志文:デザインの勉強をしながら1年くらいお金を貯めて北京に留学しました。デザインの可能性を感じて、色々な経験や文化に触れる事が必要だとが考えたんです。何故かというとアイディアや創造性は自分の経験の中からしか生まれてこないと思っているからです。

北京を選んだのは、その国のデザインが成熟するのは高度経済成長期で、モノをガンガン作るとき。その時期のデザイナーや職人さんが創造性を働かせてオリジナルのものづくりをしているの時代を肌で感じたかったんです。そして、この時なら中国のデザインの転換期が見れる、勉強できると思って留学を決めました。

留学生活は昼は語学、夕方からモグリで本科生の講義を聞いていましたよ。まわりから「アイツ喋らないけど誰だ?」みたいな感じでしたね笑

北京という都市は富裕層と浮浪者の差がとてもすごい。ランボルギーニやスーパーカーの隣で浮浪者が物乞いをしている場所もありました。その時に「僕は何をしたいんだろう?」と考えて、『大事なことを大事にできる人間になりたい』という考えがより一層強くなり、考えをモノづくりに落とし込むようになりました。

バングラデシュに行ったのは、北京で出会った友達と世界の伝統工芸を使って新しいものをつくるというプロジェクトを立ち上げたんです。その時は「ルンギ」という機織りを使った伝統生地を裏地に使った鞄を作りました。

[PRODUCT]https://www.facebook.com/SUM.jp/

▲(高階志文へ)母親(藍染め職人)のことを職人としてどう感じていますか?

志文:歳を重ねるごとに尊敬の気持ちが大きくなります。やっぱりスゴい方です。

色々なもの、場所を見て、訪れ、知識が増えれば増えるほど、母のやって来た事、やっている事のすごさ、逞しさ実感させられます

▲(高階志文へ)ブランドワークを初めて藍染めに対する想いは変化しましたか?

志文:だいぶ変わりましたね。藍染めの工程ってとても長期的かつ繊細で、畑を耕して種植えて育てた藍を刈り取って染料、だいたい藍の成長に合わせるので数年はかかります。

よく染める工程が取り上げられますが、染料にするまでが結構大変です。農業みたいですよ。なので、下手なブランディングはできないですね。

BIGOT_NECO YORK_2

▲(宮里有へ)今回コラボレーションしたWooden Toy(ウッデントイ)との制作秘話やエピソード等お聞かせください。

宮里:どうにかしてファッションを通してスケーターカルチャー絡みたいと思っていました。自分はスケーターに対して永遠のリスペクト精神があるので、お手伝いではないですけど、『スケーターの人たちがいかにカッコ良く見えるか』という想いも込めながらデザイン・ブランディングをしています。

ある日、自分が購読している雑誌「THE DAY」を読んでいるとき、大場さんがインタビューを受けていて、本業の宮大工と平行してスケートボードも作っていることに衝撃を受けて。それを見たときすぐにアプローチをかけました。

まず、スケーターと合いそうなデザインをチョイスして、さらに編集を加えたサンプルデータを大場さんに送りました。そしたらすぐに連絡が来て「お話聞かせてください」と言われて、今回のコラボレーションにつながりました。とても嬉しかったですね。

また、沖縄のスケートシーンに「Wooden Toy」の魅力を広く認知させたいという想いも込めて提案したところもあります。

[vimeo 80111929 w=500 h=281]

A Film by 『THE DAY』Magazine

△(二人へ)今後予定している(企んでいる)展開は?

志文:服だけではなく、生活に合ったインテリアだったりプロダクトも考えています。後、人間って生きていく為には仕事をしないといけないので、仕事着(ユニフォーム)等も考えています。

『割烹着』『エプロン』『ホテルマンのシャツ』なんかもいいですね。

エプロンにしても職種によって機能性やパターンもさまざまで、今後どう展開するかは練っているところです。後はイベントを開いたり、アーティストとコラボしたり等もやってみたいですね。
まぁ、展示会に来る方が毎回ブランドとして進化を感じて行けるように、しっかり作り上げて行こうと思っています。

宮里:今回NECO YORKではファッションを1つのプロジェクトとして捉え服を展開していますが、今後は目に見えるものだけではなくて音楽、またはフード、アートなど、さまざまなカルチャーにも関わりながらその『質感』をNECOYORKの表現として、柔軟に発信して行きたいですね。

あと、ラグジュアリーなバスケットウエアというか町中でも着られるジャケットなど、パターンに徹底的にこだわって、アジアを中心に展開していけるような、今回のNECO YORKとは別テーマのアウトラインで展開したいです。

見た目ではわからないんですけど、バックボーンにはやっぱりバスケットがあるんだなというのをしっかり伝えられるような。でも見た目はしっかりしたスーツ、ラグジュアリーな感じなニュアンスのアウトラインを計画中です。

BIGOT_NECO YORK_3

BIGOT_NECO YORK_4

BIGOT_NECO YORK_5

=Our Style.